2019年12月12日木曜日

ねぶたとねぷた

こんばんは、こうちゃんです。

意外と他県に知られておりませんが、
観光資源で有名な、青森のねぶた、実は、もうひとつ、ねぷたもあります。


ねぶたで有名なのが青森市の「青森ねぶた」、
ねぷたで有名なのが弘前市の「弘前ねぷた」

ねぶたとは、古来日本で、旧暦7月7日の年中行事として、すなわち七夕行事の一つとして行われてきた夏祭りの一類型である。太陽暦(新暦)の導入以降は元来の七夕との関連性は薄れ、8月1日から一週間ほどかけて行われる夏祭りへと変容した。東北地方から北関東にかけて東日本各地で行なわれてきたが、近世以降の津軽地方(江戸幕藩体制下においては弘前藩領。明治維新以降の青森県西部)においてはとりわけ盛んで、祭りの形態も主にこの地で進化・発展を遂げてきた。今日では、ねぶたという祭りの類型は南関東や北海道にも拡散している。「ねぶた」と呼んで仮名表記するのが、最も広く知られる表現であるが、「ねぷた」と呼ぶ地域(弘前ねぷたなど)も多く、なかには漢字の当て字で「佞武多」と記して「ねぷた」と読みならわす地域(五所川原立佞武多)もある。また、かかる祭事(あるいは催事)は「ねぶた祭/ねぶた祭り(ねぶたまつり)」ともいい、通称ではあるが、当事者もこれを正式に用いる。加えて、ねぶた祭で使われる山車灯籠を指して「ねぶた」「ねぷた」ということもある現状では、混同されることも致し方ない。発音は共通しており、「ねふた」または「ねんふた」が用いられることが多い。


弘前ねぷたまつり(ひろさきねぷたまつり)は、青森県弘前市で開催される弘前四大まつり(弘前さくらまつり、ねぷた、弘前城菊と紅葉まつり、弘前城雪燈籠まつり)のひとつである夏祭り。

大勢の市民が「ヤーヤドー」の掛け声とともに、武者絵が描かれた山車を引いて市内を練り歩く。弘前ねぷたには扇ねぷた(扇型)と組ねぷた(人形型)があり、総数約80台の県内最多のねぷたが運行される。

弘前のねぷたが「neputa」であるのに対し、青森のねぶたは、「nebuta」と表記ならびに発音が固定化されたのは昭和55年(1980年)の国の重要無形民俗文化財に指定されてからのことで、現在でもどちらもねぷた、ねぶたと両方の呼ばれ方がある。
形状としては、弘前は扇型が主体で、青森は人形の灯籠というイメージがあるが、弘前の扇形ねぷたは明治以降の形態であり、それ以前は箱型や人形型(組ねぷた)の灯籠が主体だった。現在でも組ねぷたを製作する団体が6団体ほどあり、主催者も組ねぷたを推奨している。弘前の組ねぷたは、上部から人形、高覧、蛇腹、板隠し、開き、額で構成されており、後面には扇ねぷたと同様に見送り絵が描かれている。


こうちゃん